3 中国の正月

 中国でも西暦の「元旦」を祝わずに、旧暦の1月1日を「春節」として祝います。この時期に7連休を取ったりする人も現在では多くあるようです。
 春節が近づくと、めでたい一対の句や「福」「春」の文字を逆さにした切り紙(「春聯」)を門や玄関に貼ります。特に後者は、「倒(「逆」の意)」と、「到(「来る」の意)」が同じ発音なので、「福」「春」を逆にすると「福/春がやって来る」の意味になるのだそうです。中国ではこのような縁起を担いだ語呂合わせが多いのです。
 春節の前日(大晦日)を「除夕」といい、遠くに住む家族も帰省して「年夜飯」や「団円飯」というごちそうを一家団欒で食べ、子供たちに「紅包(ホンパオ)」や「圧歳銭」というお年玉を与え、寝ないで新年を迎えます。なお、名前が二通りありますが、筆者の参照した資料によって呼び名が違っているからです。中国は広いですから、地方によって呼び名が違うのかもしれません。
 新年を迎える瞬間、人々は爆竹を鳴らして新年を祝います。これと前後して、特に北京より北では「年越し餃子」を食べます。「餃子」の発音と「交子(子供を授かる、の意味)」の発音が同じことから、縁起担ぎの意味合いが強いのです。この餃子を、家族で1年の無事を祈りながら包み、ゆでて食べます。南部では「ニエンガオ」という餅を適当な厚さに切って、肉や野菜のスープに入れたり(日本の雑煮に近い感じ?)、肉や野菜といっしょに炒めたりして食べます。地域によっては家族円満の意味を込めて白玉団子の料理を食べたり、長寿を祈って「長寿麺」を食べるところもあります。中国は広いですね。
 中国の正月は旧暦の1月15日まで続き、この日「元宵節」が過ぎたら、人々は「よし、新しい年を実りあるものにしよう」と気持ちを新たにするのです。

KGV13号の
トップに戻る


外国の正月トップへ

オーストラリアの正月

韓国の正月

中国の正月

エジプトの正月

その他の国の正月